CSSのアルバイト体験記
2019年10月21日(月)から10月24日(木)までの4日間に長崎のハウステンボスでコンピュータセキュリティシンポジウム(CSS)が開催されました。
www.iwsec.org
参加者が800人超ということで過去最多だったようです。
私は別に何か発表があったりした訳ではありませんが、所属するゼミの先生のコネで学生アルバイトとして参加しました。
集合時間は午前8時半でしたが、私が住んでいる長崎市の中心あたりからだとハウステンボスまで1時間半ほどかかります。さらに交通手段が無い人の送迎もしていた関係で、家を出るのはいつも6時でした。
1日あたりの拘束時間は約15時間。つらい。
CSSでのセッションは最後の回がだいたい18時過ぎぐらいに終了するので、そこに参加していた人たちの荷物の返却などが終われば自由な時間が訪れます。
すなわち、ハウステンボスで遊べる時間です。
しかし、一日作業し続けたあとに「よっしゃー!遊ぶぞー!!」とはならないもので、一緒にアルバイトに参加した友人とともに「疲れたし帰ろうか…」という空気になってすぐに帰りました。
CSS2019で配布されたハウステンボスの入場券はかなり良いやつで、定価だと7000円もする代物です。
CSS参加者はこれをわずか2500円で手にすることが出来、スタッフはなんとタダです。
アトラクションも乗り放題になっているのでもう使わない手はありません。そう、疲れていなければ。
1日目は当然ハウステンボスの入場チケットを受け取りに来る人が多いのでヒマな時間はあまりなく、一日中動いていたような気がします。
CSSの参加登録を行っている人は800人弱居て、1日目に600人ほど来られました。
この時点で残り200人を切っているので2日目以降は人が少なくなることは分かっていましたが、まさかあんな地獄を見るとは思いませんでした。そう、「ヒマ」という名の地獄を。
ただヒマなだけなら卒論を進めたりブログを書いたりなんかで時間をつぶすのですが、受付は環境が最悪すぎました。
過酷な環境一覧
この状況下で半ば発狂しそうになりつつもなんとかやり過ごし、受付を閉めてCSSの会場に移動してからは本当に天国でした。
さて、遊ぶ気力が無いながらも夜のイルミネーションなどを見たりして、少しは楽しむことができたのでその写真をだいたい時系列順に垂れ流していこうと思います。
1日目
ハウステンボスに入ってすぐのところ。ハロウィン仕様になっていました。
観覧車とかのイルミネーション。
ちなみに日中は「緑!」って感じでちょっとアレ。
時計塔の建物にかかっている滝のイルミネーション。
プロジェクションマッピングかと思ったら普通にLEDが光っているだけでした。たまにレインボーになったり金色の龍が出てきたりするようです。
想像以上に綺麗でした。各所で取り上げられるのも頷けます。
どこかの広場で撮った写真。
ポーズを決めてくれた友人。
2日目
受付でちょうど人の波が収まった頃に艦これ仕様のバスが来ました。時雨はかわいい。
2日目の昼飯。リンガーハットのプレミアムです。
受付を閉めて超全速力で(船に乗って)会場に向かう図。
クロークの応援の為、超全速力でCSS会場に向かいます pic.twitter.com/RTJHAzEDDl
— あおかけす (@fulutori_aonos) 2019年10月22日
船から見る夜景もいいものです。
急いで応援に来たのに思いのほか余裕そうだったので、友人たちと共にワイン祭りに参戦しました。
ワイン祭りと言っても私は車を運転して帰らないといけないので500円のジュース飲み放題です。
私がワイン祭りでジュースを飲んでいる頃、CSS会場ではCSS2.0というLT大会がありました。
そこでは佐世保バーガーとアサヒが配布されていたので、しれっと貰ってきてみんなの酒のつまみになりました。
これは700円の美味しそうなケーキを購入したのにあとでやっぱり用意できないと言われ、代わりに購入した500円のチーズケーキ。
小さく...ないですか...?
でもとても美味しかった。
そしてこれは友人が店前のとても美味しそうな写真に騙されて購入したよく分からない500円のベーコン(※食べかけ)。
ただのベーコンすぎて「ざまぁwwww」という感想を抱かずにはいられませんでした。
飲み放題は20時半までだったのでその少し前にCSS会場に戻ったのですが、その道中でレインボーの滝の撮影に成功しました。
CSS会場は時計塔のところにあるので、ついでに時計塔の展望台にも行ってみました。
CSS2.0が終わり、大量に余って廃棄される寸前の佐世保バーガーとアサヒを回収した友人の姿。おそらく数万円分はあると思います。
3日目
受付という名の地獄を5時間ほど耐え、一時の自由が与えられましたが、見計らったように雨が降り始めました。
ちょうど入場ゲートを過ぎたあとに雨が降り始めたので、受付に傘を置いてきてしまいました。
雨の中でも修学旅行で盛り上がるJKたちと、一人雨に打たれ俯きながら歩く私。非常に悲しいことです。
少し楽しみにしていたVRのジェットコースターもまさかの2時間待ちで諦めました。
でも時雨のパネルを拝めたので良しとします。
3日目の夜はCSSの懇親会がありました。
とは言え私はあくまでもアルバイトなのでクロークの見張りです。
受付に比べるとまるで天国のような仕事でした。
懇親会が終わり夜の観覧車を目指す友人(男)と友人(男)。仲が良くて微笑ましい限りです。
でも観覧車の営業時間がギリギリ過ぎていて乗れませんでした。
帰り際にちょうど船のパレード(?)が始まりました。
川の中にもイルミネーションがあるのはロマンチックですね(?)。
4日目
朝から結構な雨でハウステンボスまで行くのが大変でした。
最終日は地獄な受付からも解放され、ずっとクロークにいました。天国です。
4日目ともなると皆作業が最適化されています。荷物預けの列は出来ていましたが混乱するようなことはありませんでした。
セッションも昼で終わりなので14時頃には解放されましたが、雨な上に連日の遅寝早起きで疲労が溜まりまくっていたので大人しく帰りました。
帰り際にCSSで消化しきれなかった大量のお菓子を貰いました(半ば押し付けられるような感じで)。ありがとうございます。
まとめ
全然ハウステンボスを満喫出来なかったな~、と思っていましたがこうして振り返ってみると意外と楽しめていたような気がします。
CSSでのセッションの中でWebセキュリティとかは興味があったので聴きに行きたかったのですが、気付いたら時間が過ぎていてそれは叶いませんでした。
しかし、ちょっとした空き時間などにポスターセッションを聴きに行ったりすることは出来たので良しとします。結構興味深い話を聞くことができました。
今後こうした学会に参加するかどうかはちょっと微妙ですが(会費や参加費が高いので)、毎年違う場所で開催されたりするので学会を理由に旅行しに行くのも...
というわけで、CSSのために長崎まで来てくださった参加者の方々、運営の方々、本当にお疲れ様でした。