ゴールデンウィークにGSX250Rで九州一周しました
5月2日から5月5日の4日間で九州(※沖縄を除く)を一周してきました。
去年(2018年)のゴールデンウィークは東京まで行ったので、それに比べると今年はかわいいものです。
とはいえ、九州一周はそれなりの実績ですし、ライダーとしては外せないのではないでしょうか。
令和最初のゴールデンウィークということで、思い出に残る長距離ツーリングになったのではないかなと思います。
1日目(2019年5月2日)
午前4時出発。
佐賀県の鹿嶋市あたりを走っているとき、午前6時半ぐらいだったのですが、濃霧で尚且つ気温も低くてずっと凍えてました。
ライダーにとって寒さは天敵です。
暑さも天敵ですが、私にとっては暑さよりも寒さのほうが天敵です。
熊本城
熊本城は九州一周の最初の目的地でした。
長崎市の中心あたりから4時間ほどかかって、着いたのは午前9時頃です。
バイクは二の丸駐車場に止めました。
バイクは100円です。
震災の影響で熊本城の中の方には入れなくなっていますが、外から少しだけ見えました。
まだまだ修繕されていない場所も多く、崩れたままのところが目立ちました。
いつか完全に直った頃にまた見に行きたいですね。
出発するときにバイクを点検していたら黄色い粉がたくさん付いていました。
結構山の中を走っていたので花粉でしょうか。
前日にピカピカにしていただけに、こうなってしまうと少し悲しいものです。
熊本城を出発してから、道の駅阿久根で休憩しました。
お昼過ぎだったので阿久根で昼食にしようかとも思ったのですが、ゴールデンウィークというのもあって人で溢れかえっていたので諦めました。
なので、阿久根からもう少しだけ先に進んですき屋で昼食にしました。
すき屋は庶民の味方です。
南九州自動車道のうち、薩摩川内都ICから市来ICまでは無料で通れるので、その区間だけ利用します。
私の中で高速道路の無料区間は高速道路としてカウントしないことにしています。なので今回の九州一周は下道オンリーです。
桜島
桜島フェリーの鹿児島港側の待機列は下の画像の赤線のようになっています。
車だと赤線の上のほうに並んでいかなければなりませんが、バイクは優先的に下のほうの列に案内してくれます。
とてもありがたいですね。
ちなみに料金は桜島に到着してから、フェリー乗り場から出るときに支払います。
フェリーに乗るとき、降りるときはとくに何もすることはありません。
こんな感じでバイクも車と一緒に乗せられます。
バイクをロープなどで固定するなどといったこともありませんでした。
せめてギアを一速にいれておくなどしておいたほうがよさそうですね。
桜島に到着してフェリーから降りると、まずは料金所に向かわないといけません。
車だと長い待機列にまた並ばないといけませんが、こちらでもバイクは優先的に案内してくれます。
バイクは緑の線のところをすり抜けるような形で料金所まで案内され、車の左側で料金を支払います。
桜島のフェリー乗り場からすぐ近くのところにある湯之平展望所から。
桜島に上陸してからはバイクとすれ違うことが多く、ヤエーをすれば返ってこないことがないというぐらいヤエーしました。
桜島から佐多岬は結構遠く、前を走る車がのんびり走っていたので退屈する場面もありましたが、ヤエーで元気を貰えたのでとても楽しい時間でした。
佐多岬
佐多岬の駐車場から。
佐多岬の駐車場に着いたときはまだ、夕日が沈み切っていなかったのですが、写真右奥の展望所にたどり着くのがギリギリ間に合わず沈んでしまいました。
駐車場から展望所まで700mくらいあるんですよね。遠い。
実際に歩いてみるとわりとすぐだったりするのですが、もう少し近くであって欲しかった。
佐多岬からの見た沈んだ夕日。
灯台も撮りました。
一人で写真を撮っていたらほかの観光客の方に「撮りましょうか?」と話しかけられました。
周りを見回して見ると、家族連れやカップルの方ばかりで一人で来ている人なんてほぼ居ません。なんだか寂しくなりました。
駐車場に戻る頃には真っ暗になっていて、夜の山道を走ることになってしまいました。
運の悪いことに後ろに地元民に付かれてしまい、結構なハイペースで山道を走らされました。
さっさと譲ってしまえばいいのですが、そのときの自分は何故か譲る気持ちにはなれませんでした。
全く知らない道を一人で走っていると心細いものですが、誰かが近くにいるというのはいくらか安心できます。
宮崎県の串間市まで走って1日目は終了です。
夜に寝付けなかったので宿泊先の近くにあった24時間営業のスーパーまで散歩に来たら、頭文字Dのハチロクが止まっていました。
一人興奮してました。
2日目(2019年5月3日)
午前7時半出発。
2日目は比較的内陸の場所に行く予定があったのであまり綺麗に海岸線沿いを走ることはできませんでしたが、できる限り頑張りました。
霧島神宮
到着したのが午前9時頃ですが、思っていたよりは人が少なかった印象です。
鳥居の雰囲気が良いですね。
国歌にも登場するさざれ石がありました。
参拝列は地味に長かったものの、並んでいればすぐでした。
おみくじも引きました。
予想通りの大吉でした。
正月に長崎の諏訪神社でおみくじを引いたときも大吉でしたし、今年はもう何もかも上手くいくような気しかしません。
高千穂峡
日向市から北西に進み、高千穂峡に来ました。
ボートは5時間半待ちとか意味不明な待ち時間になっていました。
午前7時半とかに行っても予約が埋まっていたりするようで、ボートに乗るなら相当早くから行かないと間に合わなそうです。
遊歩道があったので歩いてみましたが、かなり人が多くて歩くのも大変でした。
とはいえ、途中にある川などはとても良い雰囲気で気持ちの良いものでした。
阿蘇山
阿蘇山は南登山道から登って頂上近くの山上広場まで行きました。
阿蘇山に到着したのが17時前ぐらいだったのですが、15時40分ごろに小規模な噴火が発生したようでモクモクしていました。
阿蘇山めっちゃモクモクしてる pic.twitter.com/lfKV8RNZh4
— あおかけす (@fulutori_aonos) 2019年5月3日
近くで見ると結構迫力があります。
草千里展望所付近から見た阿蘇山。
阿蘇山から少し離れた場所の道の途中にある駐車場から。
ミルクロードの途中にあるかぶと岩展望所から。
展望所で休憩していたらエクスターカラーのGSX250Rが入ってきました。
実際に走っているエクスターを見るのは初めてです。やはり生で見るとより一層かっこいいですね。
持ち主の方と軽くお話しもしました。
このあとはひたすらミルクロードとやまなみハイウェイを走り続けて別府方面に下山します。
こういった道は走っていてとても気持ちが良いのですが、夜になると大変です。
寒いし視界も悪いのにペースだけは早いですからね。
疲労で眠気もあったので一刻も早く街に出たい気持ちでいっぱいでした。
鬼石の湯
別府に来たからにはせめて温泉に入りたいということで、鬼石の湯へ。
鬼石の湯はそこまで有名な温泉ではなかったようですが、リーズナブルな価格で大人620円でした。
有名な温泉って日帰りでも1,000円超えたりして高いんですよ...
良い温泉でしたが、ゴールデンウィークということもあって家族連れが多く、もはや動物園のようでした。
正直あまりくつろげません。
もしかすると繁忙期に温泉に行くという選択はあまり良くないのかもしれません。
2日目の晩飯は鬼石の湯の近くにあったすき屋です。
すき屋は庶民の味方です。
2日目の夜は山口に住んでいる友人の家に泊めて貰おうと考えていたのですが、すき屋を出発する時点で22時を過ぎて到着予定時刻が翌2時ぐらいになっていたので、さすがに諦めて途中のネカフェに泊まることにしました。
とはいえ、翌日の予定を考えると北九州あたりまでは行っておきたかったので、そこまで頑張ります。
別府市から宇佐市あたりまでの山を越えるときに、プロの地元民に前後を挟まれたおかげでとても快適に、そして安全に走ることができました。私の前を走る地元民は軽自動車だったのですが、アホみたいに早かったです。
本当に早い人ってカーブでもブレーキを踏まないんですよね。
福岡県の北九州市まで走って2日目は終了です。
3日目(2019年5月4日)
3日目は本来泊まらせて貰う予定だった友人とツーリングするはずだったのですが、友人が体調不良でドタキャンされました。
久しく会っていなかったので会えることを結構楽しみにしていたのですが、残念です。
九州一周と言っておきながら山口にも上陸します。
どうしても角島には行っておきたかったのでしょうがないですね。
角島
1日目も2日目もあまり寝付きが良く無かったこともあって疲労がピークな中走っていたおかげで角島を目前にしたあたりで眠気がやばかったです。
おまけに角島大橋がものすごい渋滞になっていて尚更やばい。
橋にたどり着いてからは案外流れが速くなって気持ちよかったです。
角島に上陸してすぐのところにある瀬崎陽の公園から。
角島の真ん中あたりにあるしおかぜコバルトブルービーチはとても水色でした。
角島の奥のほうに角島灯台公園がありますが、駐車場が有料です。
車は300円でバイクは100円。
あまりお金を払いたくない人が多いようで、みんな奥のロータリーでUターンしてそのまま帰っていっていました。
なお、灯台に登るのに200円取られます。私は登りませんでした。
灯台公園の奥にある夢ヶ崎からの眺め。
帰りの角島大橋までの渋滞がエグ過ぎました。
私はすり抜けなどは怖いので余程のことが無い限りやらないのですが、大半のライダーはすり抜けや逆走で渋滞を回避していました。すごいですね。
渋滞をトコトコ進みながらなんとか角島を脱出し、来た道と同じような道を戻って再び北九州へ。
平和公園
この平和公園というのはちょっとある場所と勘違いして来てしまった場所です。
というのも、艦これの涼月の聖地巡礼として、軍艦の涼月の慰霊碑を拝むことを企んでいたのですが、とあるサイトで忠霊塔を目印にするといいみたいなことが書いてあったので馬鹿正直にgoogleマップで出てきたところにナビを設定しました。
つまるところ忠霊塔違いだったんですよね。
でも雰囲気が良かったので良しとします。
高塔山
ちゃんと調べたら涼月の慰霊碑は高塔山にあることが分かりました。
頂上付近に駐車場があるのですが、そこから忠霊塔までは地味に距離がある上に虫もいっぱいいます。
頭の周りをプーンプーンしてくるのでかなり鬱陶しいです。
忠霊塔への入り口。
ここから車などで入っていっても大丈夫そうです。
停められるスペースはいくつかあります。
2枚目のバイクが写っている写真の駐車場は、入口のところに柵があるので車は停められません。
駐車場の奥のほうに慰霊碑がありました。
高塔山展望台からの眺め。
軍艦防波堤
こちらも涼月関連です。
駆逐艦の柳、涼月、冬月が防波堤になっている場所です。
釣り人がたくさん居て、釣りスポットとして賑わっていました。
先ほどの高塔山の写真に写りこんでいたバイクが軍艦防波堤にも停まっていたので、まさかと思ったらそのまさかでした。
慰霊碑のところですれ違った人が居ました。
やっぱり同士だったんですね。
品川ナンバーだったので東京から来たのでしょうか。お疲れ様です。
軍艦防波堤からの眺め。
3日目は佐賀まで走って終了です。
最近まで西九州自動車道の南波多谷口IC~伊万里東府招ICが崖崩れで通行止めになっていて迂回させられていましたが、今回通ったときは全部開通していて福岡から伊万里まであっという間でした。
4日目(2019年5月5日)
4日目は祖父、叔父夫婦と一緒に波戸岬までドライブしました。
波戸岬
サザエのつぼ焼きの売店があったので頂きました。
砂浜も綺麗です。
少し奥のほうに玄海海中展望塔があります。
小さな水族館のような場所で、入館料は大人560円。地味に高い。
久々に泳いでいる魚の姿を見たような気がします。
帰り道に浜野浦の棚田展望台で止めてもらって見てきました。
夕日に照らされたらすごそうです。
千里ヶ浜温泉
去年のクリスマスにも行った千里ヶ浜温泉にまた行ってきました。
鬼石の湯のときと同じで家族連れが多く、やっぱり動物園でした。
今後繁忙期に温泉に行くのは控えようかなと思います。
とはいえ、前回とは違う方の温泉で、新鮮でした。
展望デッキからの眺め。
感想
4日間を通してとても充実した九州一周でした。
少し思い通りにいかなかった部分もありましたが、今回も無事故で帰ってこれたのでおおむね良かったのではないかなと思います。
なお、九州一周の総移動距離は1665.2㎞で、燃費は38.3㎞/Lでした。
途中、1000㎞以上走っていても燃費が40km/Lを越えていたりしていたので、GSX250Rは恐ろしく燃費が良いバイクですね。
普段走っていても楽しいのに燃費も良いなんて最高です。
そういえば総走行距離もだいぶ伸びてきました。
大学卒業までに3万㎞越えは確定です。
卒業後もGSX250Rに乗り続けるかどうかは今のところ微妙なのですが、少なくとも今年度中はずっと乗り続けるので今後もたくさん遊びに行きたいと思います。