paizaで就活して内定を貰った話
大学3年の12月ぐらいになってくると、まともな大学生は各種就活サイトや企業の新卒採用募集要項などを確認し、情報収集を始めます。
新卒で応募する大学生が利用する就活サイトで有名なのはマイナビやリクナビでしょうか。私の友人で就活している人たちはほぼ皆利用しているようです。
上記のサイトは掲載企業が多く、また利用者も多いことから信用でき、安心感もあります。
でも私は利用していません。なんというか、世の中の大多数の人が利用するものは避けたいという気持ちがあります。捻くれてますね。自覚してます。
大学の推薦枠を使って就活する人もいるようです。内定を貰える確率がかなり高く、本当に行きたい会社があれば利用しない手は無いですね。
一応推薦を貰うには最低限の条件がありますが、まともな大学生であれば特に何も気にせずに利用することができます(GPAが相当低くない限り)。
私は大学に入学した頃から決めていたことがあります。
それは、就活では一切大学を頼らないことです。捻くれてますね。
ではどうやって就活したのかというと、ブログタイトルにもあるpaizaです。
paiza.jp
paizaの概要を見てみると、以下のように書かれています。
ITエンジニア・プログラマ専門の総合求職・学習サイト【paiza(パイザ)】。プログラミングスキルチェックで実力を可視化し、スキルがあると認められれば書類選考不要で即面接へ進めます。学歴や職歴ではなく「技術がある人」が評価されるサービスです。
私がpaizaに登録したのは大学1年生の2月でした。
当時は就活をするために利用していたわけではなく、単純に自分のプログラミング力を視覚化できることが面白くて利用しているだけでした。
ちなみにpaizaの存在を知ったきっかけは、大学の先生と話しているときに「rubyガール」なる人たちがいることを知り、そのままgoogleで検索してみたら上のほうにpaizaが提供している「コードガールこれくしょん」を見つけたことでした。
paiza.jp
気になった方はぜひやってみてください。私は途中で飽きてすぐにやらなくなりました。
さて、私は今回このpaizaが提供しているpaiza新卒を利用して就活し、内定を貰えたわけですが、検索してみてもpaizaで内定を貰った話をブログとして書いている人がほぼ見当たらなかったため、書くことにしました。
paiza新卒について
paizaではプログラミングテストを受けることが出来て、このテストの結果に応じてランクが付与されます。
ランクは一番高いSランクからABCDと続きます。
プログラミングテストの問題にも同じようにS~Dのランクが付いていて、該当の問題を想定回答時間内に提出して100点を取ることでランクが上がっていきます。
ちなみに私は今Aランクです。
paiza新卒ではこのランクに応じて応募できる会社の数が変わります。
例えば、X社がAランク以上を最低条件にしていた場合、私はAランクなので応募することができます。しかし、Sランクを最低条件にしていると私は条件を満たしていないため応募することができません。そもそもランクを満たしていなければ募集要項の詳細を見ることすらできません。
私の所感ですが、有名な会社ほど要求ランクが高い傾向にある気がします。まぁpaizaの方針がプログラミングスキルを利用した就活なので、有名な会社がランクが高い人を採用するのは当然といえば当然ですね。
それでは良い会社から内定を貰うためにはSランクにならないといけないのかと言うと、決してそんなことはありません。実際に私が内定を貰った会社はBランク以上が条件でしたが、とても納得のいく会社でした。
また、paiza新卒ではスカウトというシステムがあります。
paizaでは次のように紹介しています。
スカウトメールとは
スカウトメールはプログラミングスキルチェック結果や提出コード、スキルPRの登録情報を元に、採用企業が一定基準以上の方で、ぜひお会いしたい方へ絞って配信するカジュアル面談オファーを受け取ることができるサービスです。
スカウトは採用企業があなたのスキルに興味を持っている状態ですので、後はご自身のキャリアの方向性と企業や仕事の方向性がマッチするか、カジュアル面談を通じて確認しましょう。
雑に説明すると、会社側からの話を聞きに来ませんか?的な感じのやつです。
普通のスカウトのほかに、ゴールデンスカウトやプラチナスカウトもあります。
ゴールデンスカウト
ゴールデンスカウトメールとは
ゴールデンスカウトメールは採用企業があなたのプログラミングスキルチェック結果や提出コード、スキルPRの登録情報を確認し、ぜひお会いしたい方へ絞って配信するカジュアル面談オファーを受け取ることができるサービスです。採用企業は1日5名の方だけにしか配信することができないため、あなたのスキルに高い興味を持っている状態です。
ご自身のキャリアの方向性と企業や仕事の方向性がマッチしそうであれば、チャンスを逃さず積極的にカジュアル面談に応募しましょう!
プラチナスカウト
プラチナスカウトメールとは
プラチナスカウトメールは、あなたが「気になる」をした求人の採用企業が、あなたのプログラミングスキルチェック結果や提出コード、スキルPRの登録情報を確認し、ぜひお会いしたい方へ絞って配信するカジュアル面談オファーを受け取ることができるサービスです。通常のスカウトより配信される数が少ない分、内定確率が非常に高くなっています。チャンスを逃さず積極的にカジュアル面談に応募しましょう!
私が内定を貰った会社に応募したきっかけはプラチナスカウトメールを貰ったことでした。
最初は普通のスカウトメールだったのですが、気になるボタンを押して保留していたらプラチナスカウトされました。
内定までの流れ
選考フローは会社によって違う部分はありますが、まぁ大体どこも同じです。ただし、普通の就活とは違う気がします。
大まかな流れは大体以下の通り。
カジュアル面談
↓
適性検査、プログラミングテスト
↓
一次面接
↓
二次面接
↓
最終面接
↓
内定
面談・面接について
カジュアル面談とは一言で言うと、私服で受ける面談、です。一般的には個別説明会的な立ち位置でしょうか。
大体の会社は実際に会社に行って面談してもらうか、skypeで面談してもらうか自分で選択することができます。
応募時に候補日時を入力して日程調整を行います。細かい日程調整はpaizaの運営側が行うため、自分で会社に電話やメールしたりすることはありません。
skypeの場合は予定日時になると担当の方からコールしてもらえるので、そこからビデオ通話で面談開始です。
カジュアル面談ではとくに志望動機について聞かれることはありません(たぶん)。基本的に就活の軸などについて楽しくお話しするだけです。
ただし、このカジュアル面談でも少なからず選考要素があるようで、容赦なく落とされることもあります。
面談・面接が終わったあとは毎回paizaでフィードバックを入力します。
志望度や志望理由、会社選びの軸などを記入する欄があります。
会社からもフィードバックがもらえます。
私はこの面接のフィードバックがpaizaで就活することの最大の利点だと考えています。
面接を通して評価した点や足りない点を教えてくれます。
ここで評価が良ければ自信になりますし、良いところをさらに伸ばしていくことができます。逆に足りない点を指摘された場合はその点を踏まえて自己分析し直すことができます。
正直、このフィードバックだけを目当てにpaizaを利用してもいいんじゃないかと思うレベルです。
大学などでは先生や就職課に面接の練習をしてもらうことができますが、やはり心のどこかに甘えがあって、本気になれないと思います。
ここで上手く受け答えできなくても別に本番じゃないし...みたいな感じで。
paiza新卒ではランクの条件さえ満たしていれば書類選考なしで必ず面談してもらうことができます。聞こえは悪いですが、本命を受ける前に別の会社で練習することができるのです。
skypeで受ければ交通費などもかかりませんし、より気軽です。
適性検査、プログラミングテストについて
適性検査やプログラミングテストなどの技術テストはpaizaを経由せずに会社から直接メールが送られてきます。
大体メール本文に受けるためのURLが記載されているので、そこから進めていきます。
会社によってはプログラミングテストなどを受ける際に時間を指定されることがあります。その際はカジュアル面談のときと同じような手順で日程調整を行います。
ファイルが添付されていてその中に問題があり、プログラムをアップロードするなんていうパターンもありました。
ここでも選考結果と共にフィードバックを貰えます。
内定
当然ですが面接を進めて面接官にうまくヒットすれば内定が貰えます。
ただ、私の場合はかなり特殊でした。
二次面接が終わって達成感に浸っているとpaiza運営から電話がありました。
先方から選考結果が届き、次の選考の案内が来ているが回答期限が近いので早めに回答しろ、という内容のものでした。
同時にその会社への志望度も聞かれました。
私の中でその会社への志望度はかなり高く、もし内定を貰えればそこで就活をやめる覚悟だ、と答えました。
paiza運営の方はそれを聞くととても嬉しそうにしていて、私も普通に嬉しかったです。
次の選考というのは適性検査だったのですが、それをすぐに回答し、今日中に最終面接の案内が来たらいいな~とか考えつつ友人と駄弁っていました。
そんなとき、また電話がかかってきました。
まさかの内定の電話でした。
なんと最終面接をパスして内定を貰ってしまったのです。
まとめ
今思えば二次面接の最後あたりに就活はいつまでに終わらせたいか聞かれたりしていたのですが、まさかこんなに早く終わるとは思ってもいませんでした。
正直、本当にpaizaで内定を貰えるのか不安な部分もありましたが、本当に貰えることが証明できました。
すべてのきっかけはpaizaにあり、とても感謝しています。
本当にありがとうございました。
大学に頼らずに自分の力だけで就活を終わらせることが目標だったので、達成できて良かったです。