アオカケスの鳥かご

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インカムの代用として話題のDiscord

みなさん、「Discord」というアプリをご存知でしょうか。

ゲーム向けのチャット、音声通話アプリですね。

 

ゲーム用という立ち位置でありながら、最近ではチャットワークやSlackと並んで企業のチャットツールとして採用されているとかいないとか。

 

Discordはアップデートの通知が面白いことでも有名ですね。

nlab.itmedia.co.jp

 

全体的な完成度も高く、悪評価をしている人はあまり見たことがありません。

ただ、スマホアプリの通知は微妙な気がします。

 

私のスマホに限った話なのかもしれませんが、通知設定をしていても通知が来ないことが多々あります。

設定の仕方があまいだけだとは思うのですが、現状通知が来なくてもとくに問題ないので放置しています。

 

脱線しました。

さて、今回のブログのタイトルでもあるように、Discordはバイクのツーリング時のインカムの代用としてSNSで話題になっています。

 

バイク用のインカムといえばビーコムやセナが有名ですね。これらを持っている人、もしくは欲しいと思っている人は多いのではないでしょうか。

しかしながら、バイク用のインカムは非常に高価な物であり、中々手が出せないものです。もし、買ったとしてもいつも一緒にツーリングに行く友人がインカムを持っておらず、結局音楽やナビ音声を聞くだけになってしまうとか、よくある話です。私もその一人です。

極め付きは同時通話人数が多くても5,6人という少なさです。

そして、人数が多い程通信が安定しなくなるものです。

その分、人数が少ない程快適に通話できるというメリットも大きいのですが...

最近ではセナの30kがなんかすごそうな機能があるらしいですが、それはまた別の話です。

 

では、お金の無い人や周りにインカムを持ってない人が何を使うかというと、音声通話サービスが無料で提供されているアプリとなるわけです。

つまり、LINEやDiscordです。

 

現状、LINEの通話をインカム代わりとして使っている人は多いと思います。

残念ながら今のご時世、LINEを使っていない人は少数派ですからね。

LINE通話は比較的通信量が少ないので毎月パケ死しているようなライダーにもありがたいですね。

しかし、世の中真の意味で完璧な物なんて存在しません。

 

まず、LINE通話の一番の残念な点は音質の悪さですね。

なんて言っているのか分からなくなることがあります。

この辺はライダーが使用しているマイクの性能とかによって左右される面があるので、一概にLINEが悪いとは言い切れませんが...

まぁ私が使用した感じではDiscordに比べるとやはり悪かったです。

 

 

そろそろ本題に入ります。

Discordはgoogle先生に「通話アプリ おすすめ」と聞いてもトップにはあまり出てこないアプリであるわけですが、おすすめで紹介されているようなアプリなんかよりもよっぽど高性能であると私は信じています。

 

音質は8kbps(最低)~96kbps(最高)の間で任意に設定することができ、グループ内にパケ死しそうな人がいるときは音質を敢えて悪くすることで負担を減らすこともできます。

 

ボイスチャットの人数制限を行うこともでき、1人~99人もしくは制限なしで設定できます。

この機能をツーリング中に使うことはあまり無いかと思いますが、いつか役に立つときが来るかもしれません。

 

また、個人レベルで音量設定することもできます。

例えば、ツーリングのグループリーダーの指示(右左折の指示とか)を聞き漏らさないためにリーダーの音量だけ上げておくとか...

嫌いな人の声はあまり聞きたくないからその人だけミュートなんてこともできます。

ツーリング中に誰かのマイクが死んでずっとピーピー鳴ってて鬱陶しいときにも使えますね。

 

そして、一番すごいかもしれない機能。

MusicBotの存在です。

ボイスチャットにBGMを流すことができます。

つまり、みんなで同じ曲を聴きながら合唱なんてことができちゃいます。

ただし、基本的にはyoutube上の曲しか流せません。(がんばれば色々いけそうです)

当然音質は悪くなりますが、曲のどの部分が流れているのかとかは分かるのであまり問題はないでしょう。それよりもみんなで同じ曲を聴いて盛り上がれることの楽しさが上回るはずです。

 

ビーコムとかセナにも音楽を共有する方法はありますが、それらは追加でお金を払わないといけなかったり、そもそも対応している機種が高過ぎたりします。

安心してください。Discordは無料でできます。

 

無料ですが、導入にはそれなりの手順を踏む必要があります。

導入パターンは3つほどあるみたいです。こちらのサイトがわかりやすかったです。

tech.kunimaly.com

 

1つ目の「Pythm」は簡単そうですね。

ただ、これは1つのbotを複数サーバで共有しているらしいので、使わないで済むならそうしたいところです。

↑の文章を理解できた人は2つ目か3つ目を検討したほうが良さげです。

 

私はpython大好き人間なので何も考えずに2つ目のpython版のbotを導入しましたが、今見てみるとjava版が一番良さそうですね。

java版はローカルにある音楽も再生できるみたいです。

つまり、自分が持っている音楽ファイル(.mp3とか.acc)です。

youtube上の音楽は余計な音が入っていることが多いのでありがたいですね。

 

pythonとかjavaってプログラミング言語じゃん...プログラミングなんて出来ないよ...

と思ったそこのあなた。

安心してください。別にプログラミングをするわけではありません。

あくまでもbotとして動いているファイルがjavaとかpythonなだけです。

導入は日本語が理解できてマニュアル通りにクリックとかキー入力が出来る人なら問題なくできるレベルです。

 

とりあえず、先ほどリンクを張ったサイトのpython版、java版に書いてあることが理解できそうに無いなら大人しく1つ目の「Pythm」を導入しましょう。

 

最後に、1つだけ注意していただきたい点があります。

ボイスチャットにMusicBotを導入し、実際に音楽を流す際、マイクの性能が悪い人もしくは設置場所が悪い人の声が極端に聞こえづらくなる場合があります。

その際は諦めて音楽を止めるか、botの音量を下げてください。

 

 

ここまでDiscordについて紹介してきました。

いかがでしょう。みんなで同じ音楽を聴きながらツーリング、良いですよ...

 

ちなみにですが、ビーコムやセナを始め、スマホbluetooth接続できるインカムの9割5分はDiscord、LINEなどの音声通話にも使えます。インカムを買っても無駄になることは無いのでご安心ください。

 

 

あ、1つ忘れてました。

みなさん気になるであろうDiscordの通信量。

6時間ほど通話しながらツーリングした結果、180MBでした。

1時間あたり30MBですね。

3時間ぐらいは音楽を流していたので、通話だけだともう少し減りそうです。

 

LINEの通信量はggってみると1時間あたり18MBほどらしいですね。

Discordの約半分ですか...

..

......

まぁ、余裕がある人はDiscord、パケ死しそうならLINEって感じでいいんじゃないですかね...

Discordも音質調整で通信量減らせますから...